翻訳ツールの上手な使い方

こんにちは。翻訳者の石渡です。
暑い日々が続きますが皆さんお元気ですか?
5月にタイに行ったのがもう遠い昔のようです。
遠出は秋になってからになりそうですが、関東の夏も楽しもうと思います。

さて、すっかり時間が経ったのですが、去る五月に訪れたタイで、生まれて初めて全く言葉が通じない経験をしました。

かつて海外に住んでいたものの、たいして海外旅行をしたことがない私ですが、唯一の非英語圏への旅行だったキューバ旅行も、英語と超簡単な単語レベルのスペイン語と身振り手振りで、なんとかなりました。今回のタイは本当に全くわからず、挨拶のコッポンカーッを、ポップンカーとずっと言い間違えてたくらい。でも笑顔でなんとか乗り切った感じ。

そんな旅行で、私もついにGoogle 翻訳アプリを使用したんですが、本当に便利でした。わたしは日本語⇔タイ語で使用しましたが、英日でも使えそうなので、
今回はその使い方をシェアしてみます。

ちなみに個人の翻訳者で客先に指定されない限り、機械を推してる人って少数のようなのですが、わたしは長くIT業界のお手伝いをしてきたせいか、「便利なもの活用して、浮いた時間を人間にしかできない作業に使おうぜ〜!いぇー!」みたいな人間です。どうぞよろしく。

翻訳ツールって?

無料の翻訳ツールです。短文、フレーズごとの翻訳に適しているので、会話などに使用できます。文書内の、必要な文のみ訳したいときにもおすすめです。

1)Google 翻訳

こちらは、断然スマホのアプリ版をおすすめします。旅で重宝しました。なぜなら次のような事ができるから。

  • 音声入力 マイクボタンを押してから現地の人に話してもらうと、日本語に変換されます。
  • 画像入力 わからない言葉で書いてあるラベルをアプリ起動中に写真撮影すると、多言語に変換してくれます。

    ちなみに文字入力もできますが、次に出てくるWeblioさんを推します。

PC 版Google 翻訳
https://translate.google.co.jp/?hl=ja

iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/google-%E7%BF%BB%E8%A8%B3/id414706506?mt=8

Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.translate&hl=en

2)Weblio 翻訳

辞書サイトWeblioさんの翻訳ツール。
例文が細かく出てくるので、文章作成だったらこちらがおすすめ。
パソコンだったら断然こちらがおすすめ。辞書も同じサイトから見れますので。アプリは何年か前につかってみた時は広告が多くて辞めちゃった。今はいいかも。有料版はきっとすっきりしてて使いやすいはず。

Weblio翻訳サイト
https://translate.weblio.jp/

 

自動翻訳ツールの使い方

1)原文を入力して訳を出す

基本的な使いかたは、すごくシンプル、どんなツールも原文を入力する枠があるので、訳したい分をそこに入力します。今回はGoogle翻訳でやってみました。
日本語から英語に訳したいので、左に日本語をいれます。

例文は「お待たせしました」。さて、入力すると、こんな結果が出てきました。

Sorry I made you wait. ですって。

なかなか良い訳も混ざっている場合も沢山ありますが、やはり無料ツールなので、中には斬新な誤訳がまざっている場合もあります。
それから、何気なく「お待たせ」と言っても、どんな文脈で言うかによって、伝えたいニュアンスも少し変わりますよね。他にもどんな風に訳せるのか、Weblioでも見てみましょう。

自分の伝えたいニュアンスに近いのかどうか、どう確かめたら良いのか、次のセクションてみてみましょう。

2)訳された単語を入れて、日本語を確認する

今度は原文に、Sorry I made you wait.を入れました。

すると以下のように「申し訳ありません。私はあなたを待っていました」という日本語が出てきました。

残念ですが、これは誤訳なので、あんまり良い例じゃありませんでした。

Weblio翻訳ツールの力も借りてみます。

 

こちらでは訳文も例文も、いくつかオプションが出てきました。

先ほどは、「お待たせしました」の英訳として出てきたSorry I made you waitという言い方ですが、逆方向で翻訳にかけてみると、「申し訳なさそう」な感じのニュアンスなのだな。ということがわかります。

自分のの言いたい「お待たせしました」がこんな雰囲気だったら、ここでゴール。

もう少し調べたい人は、自分の好きなツールで、この(2)と(3)の過程を繰り返してみましょう。

3) いろいろ言い換えてみる

同じような意味でも、こまごまニュアンスを変えたい場合もありますよね。

ということで、上記の例「お待たせしました」を例に、色んな言い方で入力してみました。

大変お待たせいたしました Sorry to keep you waiting

大変がつくと、Sorry、申し訳なさそうな感じだと認識しているのでしょうか?

お待たせいたしました Thank you for waiting

個人的には、待たせたことを謝るより、「待ってくれてありがとう」と言うスタイルが好きなので、この訳推しです。

お待たせ Thank you for waiting

カジュアルなのも、ありがとう系に分類されていました。

待たせたな I kept you waiting 

感謝も詫びもなく、ただ、待たせた事実を述べている感じ。

ちょっと、この訳は、どうかな…西部劇の決闘シーンなどで確認したほうが良い気がします。

おまた Crying 

ん?
何でこうなったかわかりませんけど、「お・ま・た!」という昭和っぽい口語はGoogle翻訳には認識してもらえないことがよくわかりました。

 

Google 翻訳は、結構ばらつきがあるので、翻訳精度に貢献するには、正しいと思われる訳を提案して送信もできます。なので、この記事が公開された時に、上記と同じ言葉を入力しても、訳が変わっている可能性大です。
無料で公開してくれているものだから、使う側も貢献できると循環するよね。
私もずっこけながら改善案送ってみました。

まとめ

これくらいの分量を、外注するほどじゃないし、すぐ知りたい!そんな皆さんは是非自動翻訳ツールを使ってみてください。

今日のまとめはこんなかんじ。

  • 出先などで簡単な会話の翻訳や、単語レベルの翻訳はスマホの Google 翻訳アプリがおすすめ!
  • 文章レベルなどの翻訳をPCでやるならWeblio翻訳アプリ
  • 翻訳にかけたら、必ず逆方向でも翻訳を見てみる。

 

自分でいちいちニュアンスを考えるのが面倒だ。結構な分量なので人に頼んでしまいたい。という場合は是非ご相談ください!

うわべだけの言葉通りの翻訳ではなく、産業翻訳ではお客様の本当に言わんとする文章を、丁寧に事前に質問してから翻訳に入りますので、見た目は違っても芯の部分は、伝えたいことが伝わるような意訳を率先して行っています。

お問い合わせはこちらから↓
http://isitwhatenglish.com/translation/

では、健やかで素敵な夏をお過ごしください!

石渡