exciting? excited? わくわくするの?させちゃうの?

みなさんこんにちは。石渡です。

前回 the がいるとき・いらんときの記事を書くと言ってお別れしましたが

今日はどうしても書きたいことあり、違うトピックです。

今までの生徒さんでも皆さん結構ここを引っかかる人が多いので、
色んな人に役立つかな、と思いました。

そんな今日のお題はこちらです!

I am exciting は、挑発?

 

エキサイティング!というわくわくする事を意味するカタカナ語はとても馴染みがあると思うのですが、

(自分が) わくわくしている!ということを伝えたいとき、なんというでしょう?

 

A) I am excited! 

B) I am exciting!

 

正解は

I am excited! 

 

受動態の形で伝えます。

じゃあ、I am exciting! はどんな意味になるのでしょう?

それはこんな感じに聞こえています….

 

 

 

I am exciting!
わたし わくわくさせちゃうわよ!

 

自分がわくわくしているのを伝えようとしたら、うっかり人をどっきりさせてしまいかねないのです。

 

 

 

 

じゃあ、どうやって使い分けるのを考えたらいいのでしょう?

 

他者がひきがねになって起きる感情・状態には動詞が隠れている

たとえば、以下の三つの文を見てみましょう。

This movie is boring.
この映画はとてもつまらない。

My new job is really exciting.
わたしの新しい仕事って本当にエキサイティングなの。

This article from New York Times was interesting. 
NYタイムズのこの記事、興味深かったよ。

これらの文には実は、

bore 退屈させる
excite わくわくさせる
interest 興味を引く

 

こんな意味の動詞が隠れています。

 

これらの動詞の持つニュアンスこそが、日本語とは違うところ。

「この映画は退屈」って日本語で言う場合、

映画=退屈

と事実として伝えるニュアンスが強いと思います。

 

けれど英語では、

delight 喜ばせる
excite わくわくさせる
thrill どきどきさせる
relieve 安心させる
interest 興味を引く
bore 退屈させる
fascinate 熱狂させる

 


と言う
ような感情や心の状態は、外部の要因によってこの状態が引き起こされるものとして考えます。

なので、こうした感情を自分が感じてるときは、外部の要因によってその感情を味わっているなら受動態を使います。
受動態忘れちゃった人、下の過去記事読んでみてね。

英語翻訳を自分でやるときのこつ 主語の見極め/受動態

 

 

ここで、先ほどの動詞たちを使って例文を見ていきましょう。
自然な日本語の意味と、括弧内にその感情をもたらす要因を書きました。

自然な日本語の言い回しの「〜しています」を直訳しようとして引っ張られずに、外的要因があるかないかを見極めて、正しい文章を組み立てる練習をしたいと思います!

例文

I am delighted  to meet you.
あなたに会えてわたし嬉しいわ。
(要因:あなたに会えたこと)

My girlfriend is excited about this new career opportunity.
わたしの彼女はこの新しい仕事の機会にわくわくしています。
(要因:新しい仕事の機会)

I am so thrilled to get to see you next weekend.
週末あなたに会えるの、すごくどきどきし嬉しいわ。
(要因:あなたに会えること)

 

We are so relieved to hear that you didn’t get hurt in the accident.
事故であなたが怪我しなかったの聞いて、私たちすごく安心したよ。
(要因:あなたが無事と聞いたこと)

I am interested in you, to be honest with you.
正直に言うと、君に興味があるんだ。
(要因:君)

I am so bored.
わたしは退屈しています。
(要因:言葉に含まれてないけど、発話されたそのときの状況そのもの)

He is fascinated by Otaku culture.
彼はオタク文化に熱中しています。
(要因:オタク文化)

 

 

逆に、何かについて、こうした感情にさせてくれるんだっていう風に説明したい時は 能動態の動詞か、ingの形の形容詞として説明します。

Your smile delights me.
きみの笑顔が僕を嬉しい気持ちにするんだ。

My upcoming trip will be exciting.
わたしの次の旅は、わくわくするものになるはず。

This short story is thrilling.
この短編小説ははらはらさせるね。

This food is interesting
この料理、面白いね。
(注 この台詞、やんわり変な味って言われてることが 7 割がた。味見してね!)

This blog is boring.
このブログってつまらないね。

Google earth fascinates me.
Google アースに、僕は熱中させられてしまう。

 

 

いかがでしょうか?

exciting と excited の違いがおわかりいただけていたら嬉しいです。
日本語でシンプルに「わくわくする」という場合も、自分がわくわくを感じる側なのか、与える側なのかで考えてみましょう。
どっちを使えば良いか自然と分かってくるはずです。

こんなふうに丸暗記でなくて、考え方自体を理解して覚えれば、これ以外でも似たような表現が出てきても、同じように外的要因のあるなしで、受動態か能動態か判断できると思います!

是非、どんどん英語に触れていってください!

 

 

そんなわけで今日のところはこのへんで。

石渡

 

主語ってなんだ?

こんにちは。石渡です。
一つ前の記事、日本語と英語の大きな違い
も読んで下さりありがとうございます。

日本に帰ってきて、個人的に英語を教えるようになった数年前から
このブログで書いているような事を授業で話していたんですが、
年代、職業関わらず、皆結構何が疑問なのか言葉にしづらい
もやもやするポイントが似てるなあと思っていました。
その辺りを紐解く手伝いをしていきたいです。

そして。
自分で既に英語を仕事で使わざるを得ない人。
いずれ海外で学んだり働きに出たくて勉強してる人。
ナンパしたい人。
文法用語を見ると気持ち悪くて跳び蹴りしたくなる人。

理由はなんであれ、英語を学ぶ色んな人の役立てれば嬉しいです。

今日は主語について書きます。

主語はずばりその文の主題、主役です。

主語でだめなら subject

主語は英語ではsubject(カタカナ読みでサブジェクト)と言います。
結構この言葉に耳慣れている人も多いでしょうか?

いっぺん subject の他の意味を色々挙げてみましょう。
主役、題材、テーマ、件名、議題、などなどがあります。

メーラーでも、件名は subject
会議の議題も subject
絵やなどの題材も subject
フーガの主題も subject

このように、そのトピックで一番言いたいことがsubject であることが多いです。

つまり、主語はその文で伝えたいことなのです!

主語、という言葉がどうしても生理的に馴染まない人、すっ飛ばして subject で考えた方が腑に落ちるなれば、subject でいきましょう。

教科書にずっと昔から載っている主語= S は実は subject の S です。
余談ですが、わたし個人の経験は、英語で主語= S とか記号が出てくるタイミングが一番苦手な数学とかの数式で文字式が出てくるタイミングとかぶってたせいか、もやもやしすぎて脂汗がでる位遠い存在に感じました。
意味がわからないものを丸暗記するの、辛くてしょうがなくても、
意味がわかれば怖くないでしょ?


主語になれる言葉


主語には、どんな言葉がなれるのでしょう?
ざっくりいうとモノ、ヒト、事象、地名、事柄など
です。
これらみんな、名詞や名詞節ということばのグループに入ります。
名詞の名は名前の名。名前=名詞、くらいおおざっぱの認識でも良いと思います。

モノはちょっと壮大なくくりですが、
ペン、うどんなどの物から、プラスチック、インク、小麦などの材質、ペン職人、うどん職人などの職業名もそうです。
石渡うどん製麺所とか、会社名もとかもここにいれましょう。

(今お昼どきで、うどんの例えばかりですいません。)

ヒトや地名は、そのまま。

事象って愛、友情、美、とかちょっと抽象的な概念。
概念の種類=概念の名前とも考えられます。

事柄は今は「〜すること」と日本語で言えるようなこと、くらいに思っておいてください。

日本語で語られない主語
日本語で主語を言いたくないとき

前回の記事でも書いたように、日本語は、全てを語らず、聞き手の理解にゆだねる傾向が強いです。
なので、主語を省略しても通じる場合が多いです。

ここらへんに、和文英訳を教科書から離れたときにつまずく人が多い理由があるのではないでしょうか?

教科書では、
わたしは高校生です。
あなたは英語を教えます。
わたしは皆が好きです。

という感じの日本語文があって英語にしろって書いてある。

でも、実際こんな風に話すひとあまりいません。

いや、確かに最後には英語を訳せば
I am a high school student.
You teach English.
I like everyone.
なのですが。

日本語って自然に話すときって文の前後があるから、

「山田花子です。高校生です。

とか
仕事を聞いたら
「へー。英語教えてるんですねー。

「皆だいすき!」

結構こんな感じで話しませんか?

一方。

「あの人、格好いいよね。」
「わたしのお母さんて料理上手なんだ。」
「男子たちうぜー」
(ごめん男子たち、わたしはだいすきだぜ)

みたいに、会話に参加してない人達について話すときは、主語をちゃんと言うこと多いです。

ここで言えるのは日本語ネイティブが一番明言したくない主語は、
会話の相手(あなた)と自分のこと(わたし)、なのではないでしょうか。

だから、ここを抑えておかないと

高校生です。
皆が大好きです。
英語を教えているんですね。

なんて言いたいとき、

High School Students.
Like everyone.
English teach?

みたいな感じになっちゃう。

でも、あなたがこれを初めて聞いたとき、
まず「誰が?」って思いませんか?

その「だれが」がとっても大事だから、文の始めに一番最初に言っちゃうのです!

それが主語です。

 

今日はこんなところで終わります。

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ディーバの裏の意味 英語でシンガーを褒めるなら?

こんばんは。石渡です。

今日も書いてみます。

こないだ「今度のライブのフライヤーにDivaという言葉を英訳で使いたいんだけど」

と言う質問を受けました。
(わたしは普段、翻訳と演奏の仕事をしています。)

その時私は思いました。

「よし、次のネタはもらった!」

ディーバ。

歌姫という意味で、昨日の見える化に比べてとっても耳慣れた言葉だと思います。

そして、日本では割と肯定的な意味で使われますよね。

本当に歌唱力のあって、華もあって。

わたしは世代的に、90年代あたりの日本の女性ソウルシンガー達を思い浮かべてしまいます。青春!

Diva は、元々はイタリア語の神々しいという意味を持つ言葉から派生し、オペラ歌手に対して使われていた言葉だったそうです。

そして、20世紀後半では、ポップやソウルなどの女性スター達にも使われるようになりました。

そう。だから、歌姫、というのは元々の本当の意味なのです。

え。合ってるじゃん。

じゃあ今日のネタ終わりじゃん。

ちゃんちゃん。

しかし。

最近の口語では、

ディーバ=(まるでジャイアン大物スターのように)傍若無人に振る舞う喜怒哀楽の激しい我が儘な人

と言う意味で使われる事も、とても多いです。

なので、褒め言葉で

You are such a diva.  (あなたって本当の歌姫ね!)

という言い方は、状況によっては、お前マジでジャイアンだな〜!なんて

嫌味になりかねないので気をつけましょう。

そして、毎度ダメ出しで終わるのも偏屈ばばーのようでつまらないので、

もしシンガーやミュージシャン、アーティストを褒めたいときに使えそうな形容詞をいくつかあげてみます。

brilliant ブリリアント 素晴らしい

hot ホット  今話題の、セクシーな

fierce フィアス 猛烈な (レディガガとか?)

talented タレンティド 才能ある

genuine ジェヌイン  本物の

one of a kind  ワンノブアカインド 独自の

こんな感じでまだまだあります。褒めの形容詞。

ついつい突っ込みネタを思いつくんだけど、

普段の生活では、褒め言葉の引き出しがつきない人間でありたいです。

I want to be genuine.

ジェヌインは、誠実である、なんて意味もあるのだ。

今日はそんなところで。

石渡

おれのビジョンを見える化っておい、見えるかい

こんにちは。石渡です。

タイトルのごとく

見える化、(visualize ビジュアライズ) とビジョンについて、

どうしようもないだじゃれを先に思き、二本目の記事を書くことにしました。

皆さんは、

見える化

なんて日本語を目にしてびっくりしたことありませんか。

企業で働いていてたり、ビジネス書を読んでいて

「このビジョンを見える化してチームと共有するには〜云々」

みたいな言い方を初めて聞いたとき、
「そんな日本語あるんだ… 」 と思いました。

なんか気持ち悪かった。

新しい言葉を獲得するには、その言葉を使う文脈にどんどん身を置けば

体感で身につくとは思うのですが。

意味はわかったけど、相変わらず気持ち悪い言葉です。

可視化、のがまだ聞きますかね。

見える化

これは、

visualize ヴィジュアライズ

という動詞があるのですが、その和訳です。

アルクさん訳お借りしますよ。

eow.alc.co.jp

抽象的な展望や、計画を、目に見える形にする、具現化する。
頭の中に景色やイメージを思い描く

などという意味です。

とはいえ、

「可視化も見える化も、すっかり日本語になってない?」

って言う方もいると思うのですが。

技術開発系、経営、管理職などでは、殊更にそうかも知れません。

でも、どうしても、すっきり本当の意味を簡単なことばでわかりやすく伝えるなら

「実際に目で見えるようにする」

で良いと思います。

輸入されたての新しい和訳言葉で、同じように一語ですっきり言おうとして、

結果、本来の意味をぼんやりさせてしまうことって大いにあると思うので。

そしてビジョン。

ビジョン。びよーん。

もっと耳なじみがありますが、敢えて日本語にするなら皆さんならどうしますか?

ウェブリオさんから引っ張ってみます。

ejje.weblio.jp

視力。

視界。

先見の明。

未来像。

(頭のなかに描く)幻。

などなどがあります。

ビジネス書等で書かれるビジョンは、この未来像だと思います。

これも一言で敢えて言わないでみたら、こんな風に言い換えられる。

自分の会社や、事業を通じて、これから先どうした事を描いていきたいのか、と言うこと。それがビジョン。

それを、目に見えるようにする。それが見える化=ビジュアライズ。

「私のビジネスビジョンをまず見える化するには…」

となーんて格好つけて言う前に、

「私がこれから事業でやりたいことを、具体的に皆が見て分かるようしていくには」

とか言い換えるのもアリなんじゃないかしらん。

ビジョンは共有してなんぼだもんね。

今日はそんなところです。

石渡